LPガスと都市ガスの違いは?


 

家庭で使用されるLPガスは、ほとんどがプロパンが主成分であるのに対して、都市ガスの主成分はメタンです。

LPガスの標準熱量は24000kcal/m3、都市ガスの標準熱量は11000kcal/m3で、LPガスは都市ガスの2.18倍以上高く、発熱量は優れています。

(LPガスの使用量×2.18=都市ガスの使用量)

では、LPガスは都市ガスの半分の時間で同量のお湯を沸かすことが出来るのかというとそうではありません。

実際にガスを使用している状況では、同条件で同量のお湯を沸かすと仮定したとき、都市ガスでは時間が2倍かかるのではなく、燃やすガスの量を2倍にすることでLPガスと同じ時間で沸かすことが出来ているのです。

したがいまして例えば料金につきましても、一般家庭の場合、単純に料金を使用量で割って比較するというものではありません。

また、一括りに都市ガスと言っても、実際には各都市ガス会社や地域によってガスの品質が異なる事がありますので、転居された際に器具の改造、買い換えが必要となる場合もあります。LPガスは全国同一品質なので、LPガス供給先であれば全国どこでも同じ器具が使えます。

消費先までの供給形態